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【女の視点で見る農業経営】
女ひとり、給餌は3日に一度で120頭肉牛肥育経営。
- 編集部
- 第7回 1996年08月01日
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「山口に、ひとりで120頭もの牛の肥育を手掛けている女性がいる」
という、読者からの話を頼りに、山口県美祢市の三嶋牧場を訪れた。その人は、三嶋八重子さん(55歳)。「ひとりで120頭」と聞き、最初は大柄で快活な「肝っ玉母さん風」の女性をイメージしていたが、実際にお会いしてみると、予想に反して、小柄でとても物静かな方だった。
三嶋さんの牛舎は自宅から200mほど離れた小高い場所にある。敷地面積600平方メートル。4ブロックに仕切られたパドックの中で、120頭の肥育牛が飼育されている。舎内はいたって静か。糞尿の臭いもなく、床に敷きつめられたおが屑の香りが漂っている。
「うちの牛は、みんなおとなしいってよく言われるんですよ」
牛たちは、牛舎に見知らぬ人間が足を踏み入れても鳴きだすこともなく、通路を歩く三嶋さんのあとを追うぐらいで、いたって穏やか。いかに快適な環境にいるかを物語っている。
八重子さんが嫁いだ時、三嶋家には農耕用の牛が1頭きりだったという。いったいどうやってここまで規模を拡大してきたのだろう。
という、読者からの話を頼りに、山口県美祢市の三嶋牧場を訪れた。その人は、三嶋八重子さん(55歳)。「ひとりで120頭」と聞き、最初は大柄で快活な「肝っ玉母さん風」の女性をイメージしていたが、実際にお会いしてみると、予想に反して、小柄でとても物静かな方だった。
三嶋さんの牛舎は自宅から200mほど離れた小高い場所にある。敷地面積600平方メートル。4ブロックに仕切られたパドックの中で、120頭の肥育牛が飼育されている。舎内はいたって静か。糞尿の臭いもなく、床に敷きつめられたおが屑の香りが漂っている。
「うちの牛は、みんなおとなしいってよく言われるんですよ」
牛たちは、牛舎に見知らぬ人間が足を踏み入れても鳴きだすこともなく、通路を歩く三嶋さんのあとを追うぐらいで、いたって穏やか。いかに快適な環境にいるかを物語っている。
八重子さんが嫁いだ時、三嶋家には農耕用の牛が1頭きりだったという。いったいどうやってここまで規模を拡大してきたのだろう。
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