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同伴者たち

産地価格で国際比較をするから日本農業の可能性も見えない!/カルビー(株) 社長 松尾雅彦

いま日本で一番成長性のある産業は農業ではないだろうか


 ながい間、日本では自動車産業が代表的な成長産業と言われてきました。しかし、いまでは成長力のない産業の代表です。マツダはフォードの傘下に入りました。輸入車の比率がどんどん伸びて2%のシェアが10%になり、やがて20%を越える日もそう遠くはないでしょう。日本の自動車は生産台数をうんと減らしています。国産車は98%という高いシェアを持っていたので拡大余地がなく、むしろシェアを外車に奪われて減少する一方です。

 しかし農産物はどうでしょう。食糧の自給率は50%以下というのですから、倍に増やしてもまだおつりがくるほど拡大余地があるというわけです。米ばかりに眼をやらないで消費者の生活を総合的に考えれば、もっと実入りのいい農業や仕事が農村にはあるはずです。チャンスがゴロゴロ転がっているといっても過言ではありません。

 そのチャンスの狙い目を説明するために、私達力ルビーがチャレンジしたポテトチップスのビジネスやこれからやろうとしているポテト工場のことをお話ししましょう。

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