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Doubled rows boost yields
2条植え播種機で収量増
From U.S.A.
アメリカでは、グレートプレインズ社製のユニークな播種機「ツインロー」がトウモロコシ栽培などに大幅な増収を狙って使われている。この播種機は、従来のように1列1条ではなく1列2条播種する設計になっている。
これまでの同型の播種機は、76cmの畝間で12条播種していたが、この2条植え播種機は1列2条(この条間を20cm)になるように播種し、これを同時に12列分、列と列の間は、従来どおり76cmである。この革新的な播種法で収量増加が可能となった。
「トウモロコシの場合、ha当たり6万8千本の密植にしたとき、条間76cmで収量が頭打ちになっていた。このツインロー播種機なら、1列2条播種することができる上、条の片側は十分スペースが取られているため、風通しの悪さなど、密植に伴う問題を軽減できる」と、開発にあたったグレート・プレーンズ社のトム・エヴァンズ氏は話している。
5Farm safety drive on ATVs
4輪バギーの事故対策
From Australia
オーストラリアでは、4輪バギーによる死亡事故や怪我の報道がなされた結果、農場でのこの嘆かわしい現状についての議論が巻き起こった。農場では、推計20万台もの4輪バギーが使用されており、現状を重く見た関係者は、問題解決へ向けて活発に動き出した。ある農業関係者によると、農場で利用されている4輪バギーのうち5万台が整備不良と考えられるという。
こうした事情が背景となって、「オーストラリア農業の健康と安全センター」の理事リン・フラガー博士は、地方産業調査開発公社の出資を受け、「農場での4輪バギーの安全利用向上に向けた国家戦略」というレポートを作成した。
このレポートによれば、毎年4輪バギーで約10人が死亡しており、年間4件の死亡事故があった1980年代初頭と比べ増加していると報告する。レポートでは一貫して、運転者の技能向上訓練の必要性を訴えている。
Three potato boutat a time
1度に3往復分の作業が可能に
From South Africa
南アフリカでの野菜栽培は、自給自足規模から商業的大規模経営までその経営規模は多岐にわたっている。
近年労働法が制定されたことで、ヨーロッパで行われている大型機械を使った栽培手法に関心が集まっており、その結果、専門業者がいくつもの興味深い農業機械を輸入するようになった。そのような機械の一つが、オランダのストラーク社より輸入された畝立機だ。
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