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農・業界

農林水産業から日本を元気にする国民会議、東京 丸の内・銀座で東京ファーマーズマーケット開催

  • 編集部
  • 2005年12月01日
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東京の丸の内と銀座という都内でも行政、経済、ファッションの流行発信の中心となる街で、「東京ファーマーズマーケット2005」(主催:農林水産業から日本を元気にする国民会議)が開催された。
消費者の声が直接聞ける距離感が収穫に

 東京の丸の内と銀座という都内でも行政、経済、ファッションの流行発信の中心となる街で、「東京ファーマーズマーケット2005」(主催:農林水産業から日本を元気にする国民会議)が開催された。

 生産者たちによる展示直売が行われ、仕事帰りのOLやサラリーマンが足を運ぶ姿も見られるなど盛況であった。

 このマーケット開催の目的は、(1)生産者の経営者としての自立と経営能力の向上を促進すること (2)日本の食文化、食育の重要性について理解と認識を広めること (3)農林水産業に対する旧来の否定的なイメージを払拭すること (4)常設のファーマーズマーケット(生産者市場)の開発計画検討の契機とすること、など全8項目が掲げられている。

 同催しでは、展示直売(丸ビル周辺、丸の内通り、銀座三越催事場)と都内各所にある有名レストランで、イベントに出店している生産者の作った農産物を使ったメニューが楽しめる。また、東京国際フォーラムで産・官・学が集まった食文化セミナーなどが行われた。

 一般的にこういった催しではどこか大きなイベント会場で行われることが多いが、ファーマーズマーケットは中央区、千代田区、港区、渋谷区など4つのエリアにまたがって行われた大規模なものとなった。

 この展示販売場には、2005年4月号の新・農業経営者ルポでも取り上げた、(有)四位農園が出展していた。同社取締役の四位保幸氏によると、取引先より出展を持ちかけられたのをきっかけに参加したという。販売したのはゴボウ(土付き・土なし)、金時ニンジン、サトイモ。

 「イベントというお祭り的な要素も強いためでしょうが、土付きのゴボウの売れ行きが良かった。金時ニンジンも正月料理に使うのを都会の人は知らなかったり、懐かしさを感じる人もいたりと、評判が良かった。また、消費者と近い距離で接することができるのでいろいろと感想も聞けて、コミュニケーションの大切さを実感できた」

 と、出展したことの利点を話す。また、同社の事業部に所属する、四位栄介氏は、「普段、現場にいることがほとんどなので、直接モノを売ることが新鮮」という。

 また、2005年8月号の新・農業経営者ルポに取り上げた、(株)M&Yシモタファームも出展していた。

 同イベントは今年が第1回目。実行委員長は元総理大臣の宮澤喜一氏(農林水産業から日本を元気にする国民会議代表幹事)。

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