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土門「辛」聞

農業に熱い視線を向け始めた民間金融機関

メディアを賑わしている民間金融機関による農業向け融資。火付け役は、政府系金融機関の統廃合で危機感を募った農林漁業金融公庫。生き残りをかけて地域金融機関との提携を進めたことで、銀行や信金・信組などによる農業向け融資の機運が一気に広がったようだ。
 メディアを賑わしている民間金融機関による農業向け融資。火付け役は、政府系金融機関の統廃合で危機感を募った農林漁業金融公庫。生き残りをかけて地域金融機関との提携を進めたことで、銀行や信金・信組などによる農業向け融資の機運が一気に広がったようだ。

 農業者向け融資について農林漁業金融公庫、農協系金融機関、民間金融機関の関係を簡単に整理しておきたい。農地法で株式会社による農地取得には制約があり、株式会社たる銀行は農地を担保に取れず、大きなハンデキャップを負っている。

 よって土地集約型農業は、農林漁業金融公庫や農協系金融機関の出番となるはずだが、この両者の関係が微妙。よくあるパターンは、農協が絶対に返済してくれる優良融資案件をおさえ、農林漁業金融公庫はそれ以外の融資案件という具合だ。

 しかし、大きなハンデを背負ったはずの銀行や信金など民間金融機関も、実は農地法の制約を乗り越えて農業者向け融資を始めている。

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