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【農・業界】
山形県藤島町の生産者ら、マンモス団地で直売会開催
- 編集部
- 2005年11月01日
新鮮さと安さに売り切れ商品続出
10月15~16日の2日間、東京・練馬区にある都内最大の住宅団地、光が丘パークタウンで開催された「光が丘地区祭り」に、山形県藤島町の生産者9名が出店した。藤島町の参加は今年で7年目。
周囲を大型団地に囲まれた大手スーパーの入口前に建てられた藤島町のテントには、新米やニンジン、ジャガイモ、カキ、リンゴ、漬物など、さまざまな農産物や加工品が並んだ。
メンバーは、前日の夜に藤島町を発ち、約6時間かけてバスで光が丘入りした。販売する農産物には前日に収穫したばかりのものもあり、見るからに新鮮な農産物を前に、多くの人たちが足を止めていた。価格も新米5kg2000円、長ネギ3本100円、ニンジン(ベーター312)3本100円、庄内柿5個350円と手ごろで、テント前には人が絶えることがなかった。また、7年連続参加ということもあり、生産者の名前を覚えている常連客も多かった。電話で注文を受け、商品を取りおきする場面も多く見られた。
初日の目玉はメンバーの1人が試験的に栽培した赤肉メロン(北紅クイーン)1玉500円と、リンゴ(昴林)5玉350円。メロンは60玉、リンゴは50袋ほど用意していたが、どちらも飛ぶように売れ、昼前には完売した。また、なかにはテントに並んだ商品だけでなく、もう完売してしまった商品の、来年の注文をしていくお客さんもいた。
メンバーの飯鉢藤夫氏は「光が丘には、年間通して米を買ってくれる顧客が何軒かある。ここに参加するのはそのお客さんに会うため。それが顧客開拓にもつながるし、自分たちの市場調査にもなる」と語る。
こういった交流が、離れた土地にたくさんのファンを作ることにつながっている。この直売会をきっかけに、藤島を訪れた光が丘の住人は少なくない。
藤島町では来年もこのイベントに出店する予定。
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