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土門「辛」聞

コシBL初デビュー食味評価に揺らぐマーケット

注目の新潟コシヒカリBLがマーケットにデビューした。初上場となった7全国米穀取引・価格形成センターの第3回入札(9月22日)の数字は、コシBLに決して「ウェルカム」という数字ではなかった。

アゲインストの風が吹く


 注目の新潟コシヒカリBLがマーケットにデビューした。初上場となった7全国米穀取引・価格形成センターの第3回入札(9月22日)の数字は、コシBLに決して「ウェルカム」という数字ではなかった。

 第3回入札は、北陸地方のコシが相次いで上場され、新潟一般コシについた値は1俵(60kg玄米)1万8千300円。昨年の第3回入札(9月28日)より400円安い。デビュー戦に万全で臨んだ全農新潟県本部は、地元・新潟日報に「期待外れの結果で驚いている」とコメントした。

 「(卸各社は)収量が確保される見込だから、急いで買う必要がないということなのだろうが、(卸各社が入札を控えた)理由がよくわからない。秋の出始めなのでもう少し落札されてもいいはずで残念」(9月23日付け)

 その中で、コシ産地の新米作戦も各産地各様だった。コシを生み出した福井コシは、新潟がコシBLへの一斉切り替えを強行したのを意識してか「大勝負」をかけてきた。昨年同回入札に比べ、倍の入札販売数量で勝負に出た。が、たった4割の落札率で、大惨敗を喫してしまった。1万6千円は参考価格となった。

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