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【編集長インタビュー】
米産業は今後数年が参入のチャンス品質アップが生き残りの課題に
- (株)庄内こめ工房 代表取締役 斎藤一志
- 第14回 2005年10月01日
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経営者として研鑚の場を提供 品質アップが生き残りの課題に
昆 庄内こめ工房は農家が集まり、独自に米の集荷・販売をしている株式会社としては日本では初めてですよね。その活動は農家の枠を超えたものですが、まずはその活動内容について具体的にお話いただけますか。
斎藤 米の集荷・販売業がメイン業務になりますが、それ以外に、庄内こめ工房に参加する農家には、会社の株を購入してもらい、株主になってもらいます。現在、131人のメンバーがいますが、全員が株主です。これは、一人ひとりが経営者である、という認識を持ってもらうために行っているんです。また、メンバーには研修会へ積極的に参加させるようにしています。もちろん強制ではないですが、農業界関係者の講演などに参加してもらい、自分達が今後、どう立ち振る舞っていくか考える場を提供しています。それと、メンバーが生産した米の食味を計測、ランク付けして、名前と点数も公表しています。生産情報を公表することで、それぞれが研鑚に励むようになりますからね。
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斎藤一志 サイトウカズシ
(株)庄内こめ工房
代表取締役
1957年、山形県生まれ。1976年、大口農事組合法人就農。1990年、有限会社いずみ農産設立。代表取締役就任。1994年、庄内の農家と共同で米集荷業を開始。農政事務所より検査員の認定を受け、独自に検査を行える体制を確立した。2003年には米集荷業を法人化。「株式会社庄内こめ工房」代表取締役に就任し、現在に至る。日本ブランド農業事業共同組合理事やジェトロ農産物海外輸出調査員、株式会社黄金崎農場監査役を兼任するなど精力的な活動を行っている。
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