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農・業界

小泉輝夫氏(千葉県成田市)、技術選んで移植から直播へ

  • 小泉輝夫
  • 2005年10月01日
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千葉県成田市の小泉輝夫氏は、試験的に始めた鉄コーティング湛水直播栽培で生育した稲の収穫を、9月22日から始めた。経営面積23haのうち試験に使った田は30aで、収量は生育具合から、10aあたり450kg前後と同氏は見込む。
鉄コーティング種子湛水直播が規模拡大の試金石

 千葉県成田市の小泉輝夫氏は、試験的に始めた鉄コーティング湛水直播栽培で生育した稲の収穫を、9月22日から始めた。経営面積23haのうち試験に使った田は30aで、収量は生育具合から、10aあたり450kg前後と同氏は見込む。

 鉄コーティング湛水直播とは、鉄粉でコーティングして重くした種子を、代かき後、湛水または落水状態で、動力散粉機や側条施肥機などを使って直播するというもの。資材費が従来のカルパー(酸素発生剤)コーティング種子の半分以下という低コスト性と、鉄の重みで水田表面にしっかり定着させることによる発芽や苗立ちの安定性が特徴。(独)近畿中国四国農業研究センターの山内稔氏が考案し、現在西日本を中心に試験栽培が続けられている。東日本で同栽培に取り組むのは小泉氏が始めて。

 同氏はインターネットでこの技術を知った。初期投資がほとんどなく、既存の機・資材で導入可能なため、すぐに農業研究センターに連絡をとり指導を仰いだ。

 同氏は、以前から経営面積を拡大し、より低コストでコメを作るためには、移植から直播への移行は不可欠と考えていたが、当初導入を検討していた乾田直播は、田のある区画が狭く大型機械の使用が困難であること、入水する際、隣接する田から水が回り乾田状態を維持できないことから、あきらめざるをえなかった。

 小泉氏によれば1年の試験栽培を通じてわかった同栽培の難しさは、直播特有の圃場の均平、発芽率、除草剤のタイミングで、同氏は「どこが適正かは手探りだが、来年試してみたいことはいくつかある。直播に必要な技術はどれも共通なので、この経験は、将来に生かされるはず」と翌年への意気込みを話す。

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