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【世界の農業機械・資材トレンド】
フィンランド、オランダ、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ
- 編集部
- 2005年08月01日
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変化を迎えるコンバイン市場 フィンランド
―厳しい貿易環境で苦しむのは農家だけではない。
フィンランドのコンバインメーカー、サンポローゼンルー社ならこう言うだろう。
同社はそれでも、市場の大混乱が続いた90年代も何とか60%の国内シェアを維持し、輸出市場でも堅調な伸びを見せていた。加えて、2003年にサメードイツファール(SDF)グループと提携したことで、より安定した貿易量を確保できている。
事実、輸出とSDF製品の販売が同社の将来を支えるとさえ言える。サンポ社では現在、2000台のトラクタ利用者を抱えるイギリスを始め、ウクライナ、ドイツ、ハンガリー、ロシアなど25カ国への輸出を行っている。
イギリスに出回るものの多くは、サンポブランドが知れ渡っているプロットコンバインや専門家向けコンバインだ。プロットコンバインを別にすると、主に売れているシリーズはサンポ「2000/3000」とドイツファールの「54/55」だ。
フィンランドではこの他、SDFトラクタを輸入するケスコ社がクラースのハーベスタシリーズを、また、サンポ社傘下のハンキジャマータロウス社がジョンディア製品を販売する。これに対し、ヴァルトラの販売店網ではコンバインを扱っておらず、今後、販売代理権契約の大幅な組み換えがありそうだ。
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