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【編集長インタビュー】
収量3倍、4倍を目指す農業経営者の登場に期待する
- スガノ農機(株) 相談役 菅野祥孝
- 第12回 2005年07月01日
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昆 菅野相談役は2月にスガノ農機の社長を退任し、相談役に就任されました。実は、本誌のテーマの一つが世代交代なのですが、ご退任にあったって本誌読者に向かってのメッセージをお願いいたします。
菅野 今、私が一番強く思っているのは、米も麦も大豆もビートもジャガイモにしても、日本ではなぜこんなに収量が低いのだろうということです。もっと真剣に増収の努力をすべきと思うのです。
昆 畑作物が欧米先進国より収量が低いのは昔からかもしれませんが、いまその差は広がっています。
菅野 なぜ、それで満足するのでしょうか。理由を「良質米だから収量が落ちる」と言いますが、食味も収量も高い技術体系を作るという欲や夢を、経営者としてなぜ持たないのでしょう。
昆 現状に満足してるのでしょう。
菅野 健全な栽培環境で収量が上がるときは品質も上がるはずです。それをなぜもっと追求しないのでしょうか。そのための技術革新や投資が経営であり、それを考えるのが経営者のはずです。
固定観念から自由になれ
菅野 今、私が一番強く思っているのは、米も麦も大豆もビートもジャガイモにしても、日本ではなぜこんなに収量が低いのだろうということです。もっと真剣に増収の努力をすべきと思うのです。
昆 畑作物が欧米先進国より収量が低いのは昔からかもしれませんが、いまその差は広がっています。
菅野 なぜ、それで満足するのでしょうか。理由を「良質米だから収量が落ちる」と言いますが、食味も収量も高い技術体系を作るという欲や夢を、経営者としてなぜ持たないのでしょう。
昆 現状に満足してるのでしょう。
菅野 健全な栽培環境で収量が上がるときは品質も上がるはずです。それをなぜもっと追求しないのでしょうか。そのための技術革新や投資が経営であり、それを考えるのが経営者のはずです。
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菅野祥孝 すがのしょうこう
スガノ農機(株)
相談役
1933年生まれ。敗戦で満州国より旧制中学2年で帰国。1972年、スガノ農機の3代目社長に就任。1980年、日本のプラウの開発を目指し茨城県土浦市に進出。1992年、創業の地である北海道上富良野町に土をテーマにした博物館「土の館」を建設。同館は2004年10月「北海道遺産」として選定された。今年1月、代表取締役社長を退き相談役に。
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