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編集長インタビュー

収量3倍、4倍を目指す農業経営者の登場に期待する

本誌を物心両面から支援していただいているスガノ農機の菅野祥孝氏が今年、同社の社長を退任し、相談役に就かれた。同氏の退任に当って、本誌編集長が菅野氏の農業経営者に向けたメッセージを聞いた。
昆 菅野相談役は2月にスガノ農機の社長を退任し、相談役に就任されました。実は、本誌のテーマの一つが世代交代なのですが、ご退任にあったって本誌読者に向かってのメッセージをお願いいたします。


固定観念から自由になれ

菅野 今、私が一番強く思っているのは、米も麦も大豆もビートもジャガイモにしても、日本ではなぜこんなに収量が低いのだろうということです。もっと真剣に増収の努力をすべきと思うのです。

昆 畑作物が欧米先進国より収量が低いのは昔からかもしれませんが、いまその差は広がっています。

菅野 なぜ、それで満足するのでしょうか。理由を「良質米だから収量が落ちる」と言いますが、食味も収量も高い技術体系を作るという欲や夢を、経営者としてなぜ持たないのでしょう。

昆 現状に満足してるのでしょう。

菅野 健全な栽培環境で収量が上がるときは品質も上がるはずです。それをなぜもっと追求しないのでしょうか。そのための技術革新や投資が経営であり、それを考えるのが経営者のはずです。

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