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【世界の農業機械・資材トレンド】

オーストラリア、南アフリカ、フィンランド、アメリカ、オランダ

オーストラリア中の農家が農薬を散布する際のドリフト（漂流飛散）を減らすように迫られている。減らせなければ、規制当局から大掛かりな査察も入る事態になっている。
Spray efficiencyunder spotlight

急務!!効率的な薬剤散布
From Australia

　オーストラリア中の農家が農薬を散布する際のドリフト（漂流飛散）を減らすように迫られている。減らせなければ、規制当局から大掛かりな査察も入る事態になっている。

　このような事態になったきっかけは「ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)」や「グリホサート」を成分とする除草剤の誤使用をめぐる最近の事故が原因だ。これにより農家は、登録範囲が広く効き目のある剤を失う恐れが出てきた。

　「彼ら（規制当局）は、早急に解決策を出すように迫られているが、農家は彼らの要求を好みはしないだろう」と生産者であり農業者団体アグフォースの広報員でもあるウェイン・ニュートン氏は語る。

　コンサベーションファーマーズ社は、標的の雑草に除草剤を効率的にムダなく散布することがいかに重要かを講習会で詳しく説明した。同社の取締役、マイク・バージス氏は「この問題は現在極めて大きな関心を集めており、真剣に対処する必要がある」と話す。

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