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農・業界

キウイ生産者グループ(静岡県)、「レインボーレッド」産地化目指す

  • 編集部
  • 2005年05月01日
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数年前から、静岡県落葉果樹振興協会キウイ部会長の長立川寿樹氏らキウイ生産者数名のグループは、同部会、地域農協を通し、レインボーレッド(キウイ)の産地化を進めている。
糖度20度の魅力に全国販売の可能性

 数年前から、静岡県落葉果樹振興協会キウイ部会長の長立川寿樹氏らキウイ生産者数名のグループは、同部会、地域農協を通し、レインボーレッド(キウイ)の産地化を進めている。

 レインボーレッドはその名のとおり、実を横に切った時、芯から外側に向かって放射線状に赤色が広がり、外側の黄や緑とのコントラストが見た目に良い。そして何よりも、糖度が20度と、他品種を大きく上回る甘さが魅力。

 同グループの1人で、レインボーレッドを50a栽培する森龍介氏は「レインボーレッドは、高い商品力で高単価が狙える。4月中旬と開花時期が早いので、交配させるオス花粉をニュージーランドから輸入しているが、そのコストを考えても、魅力は大きい」と話す。実際、レインボーレッドは一般的な品種ヘイワードに比べ、3~4倍の価格で取引されている。

 レインボーレッドを販売する、JA静岡市あさはたじまん市の店長、山本秀樹氏は「とにかく甘い、お客さんからの評判は上々です。多品種に先駆け9月下旬から店頭に並ぶので、パッと出てパッと売り切る感じで、昨年は1日平均30~40パック売れました。今後ロットが揃えば全国的に広がっていくのでは」と話す。

 昨年は、静岡市だで20名前後が生産に加わり、出荷量は10tを越えた。今年は、さらに面積を増やす生産者や、新たに同種の栽培を始める者も多い。

 レインボーレッドは、元々中国の農業試験場から日本キウイフルーツ協会などを通して国内に入ってきたものを、静岡県富士川町の小林幸夫氏が育成・選抜した品種。商標権も同氏が代表を務める(有)コバヤシが持つ。

 この品種の商品価値にいち早く注目した、前出のグループが小林氏と協議し、県内の系統利用の出荷物に限り商標権を行使しないという承諾を得たことで、現在の生産・販売にいたっている。

 県内でレインボーレッドを取り扱っているのは、JA静岡市のほか、JAしみず、JAするが路など。

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