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【津軽・黄金崎農業通信】
収穫を終え、野菜集出荷施設の竣工をひかえる黄金崎農場の秋
- (有)サンアップル醸造ジャパン 社長 木村慎一
- 第4回 1996年10月01日
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9月の終わりごろになると、津軽は野も山も秋真っ盛りという感じになります。うねるように大地が広がる深浦本場から望む世界遺産の白神山地も、山麓に展開する農地から見上げる岩木山も、その姿はより間近に際立って見えるようになります。広大な農地で作業の合間に空を見上げると、青いキャンバスに描かれる薄雲の鮮やかさについ見とれます。
黄昏時、日本海のすぐ近くに位置する深浦の畑から、夕日が次第に赤みを増しながら水平線に落ちて行く様を見ていると、まさに海に沈み込む瞬間、太陽の「ジューッ」と焼ける音が聞こえるような錯覚に襲われます。
大地と自然の妙の素晴らしさに感動を覚える時間空間です。そして、こうした場所で佐々木君夫、竹内雅孝、それに私の3人で数え切れないほどの苦難に直面しながらも、5億円近い売上を確保するまでになった大型法人農業経営をつくりあげたことに、自分ながら拍手を送りたくなるときがあります。
とはいっても、まだまだいばらの道は続きます。時代の流れを見ながら、謙虚に、前向きに、元気よくこの農場を発展させたいものと思っております。
幸い、7月下旬以降の天候回復で、この秋の農作物の出来栄えは順調です。
黄昏時、日本海のすぐ近くに位置する深浦の畑から、夕日が次第に赤みを増しながら水平線に落ちて行く様を見ていると、まさに海に沈み込む瞬間、太陽の「ジューッ」と焼ける音が聞こえるような錯覚に襲われます。
大地と自然の妙の素晴らしさに感動を覚える時間空間です。そして、こうした場所で佐々木君夫、竹内雅孝、それに私の3人で数え切れないほどの苦難に直面しながらも、5億円近い売上を確保するまでになった大型法人農業経営をつくりあげたことに、自分ながら拍手を送りたくなるときがあります。
とはいっても、まだまだいばらの道は続きます。時代の流れを見ながら、謙虚に、前向きに、元気よくこの農場を発展させたいものと思っております。
幸い、7月下旬以降の天候回復で、この秋の農作物の出来栄えは順調です。
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木村慎一 キムラシンイチ
(有)サンアップル醸造ジャパン
社長
1950年、青森県生まれ。4Hクラブの仲間とともに76年、農事組合法人黄金崎農場(現・⑭黄金崎農場)を設立。88年、青森県青年農業士会会長に就任。2001年、青森県農業経営士会会長に就任。05年、黄金崎農場を退社し、⑰サンアップル醸造ジャパンを設立。07年、ウクライナで大豆栽培に携わるも、11年に撤退。12年、ミャンマーとロシア(ウラジオストク)で農業指導に当たる。
津軽・黄金崎農業通信
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