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土門「辛」聞

無謀!新潟県コシBL全面切り替え強行

新潟県と全農新潟県本部による、従来のコシヒカリから新品種「コシBLヒカリ」への切り替え大作戦。「新潟コシヒカリ」の表示があれば消費者は黙って買ってくれる――そんなおごりから出た無謀な挑戦としか思えない。この秋には、マーケットからキツーイしっぺ返しを受けるに違いない。
 新潟県と全農新潟県本部による、従来のコシヒカリから新品種「コシBLヒカリ」への切り替え大作戦。「新潟コシヒカリ」の表示があれば消費者は黙って買ってくれる――そんなおごりから出た無謀な挑戦としか思えない。この秋には、マーケットからキツーイしっぺ返しを受けるに違いない。

 まずは、新潟日報の連載記事「変わる県産コシ/ブランド磨く新品種」から、切り替え大作戦の顛末を頭に入れてもらいたい。

 「(新潟)県産コシヒカリが、二〇〇五年産から新品種『コシヒカリBL』に切り替わる。従来コシにいもち病に強い性質を備えさせたコシBLは、『食味や収量などは従来コシと変わらない』ことから、表示は従来通りの『コシヒカリ』。減農薬が見込める上、DNA鑑定により本県産か他県産か判別も可能だ。県は新品種の導入で、『新潟産コシヒカリ』のブランドに一層の磨きをかけようと意気込む。一方、生産現場では、従来コシの事実上の切り捨てを不安視する声も広がっている」(連載〈上〉2月8日)

 マーケットが注目するのは、ただ一点。食味がよいかどうかである。従来コシと同等かそれを上回る食味でなければ、マーケットは受け入れない。

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