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【土門「辛」聞】
「入口広く出口は狭い」補助金見直し案
- 土門剛
- 第6回 2004年11月01日
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「いずれにしても、補助事業が交付金になるのは、JAより農家にとって問題です。入口が広くて出口が狭いということは、今までどんなに低くても50%はあった補助率がどこまで下がるかわからないということになります。最悪の場合はもらえないことも想定した計画になりますので、現在の農家の経済力からして、どうしてもこぢんまりしたものになってしまい、経営の転換を図るきっかけとして補助事業を活用することができなくなってしまいます」
インターネットがこれだけ発達しながら、農業界は今も情報鎖国状態である。農政改革のポイントと見られる補助金制度の抜本的な見直しの意味が、農業の現場に伝わっていない。毎度のことだが、農業現場の能天気ぶりには呆れるばかりだ。
農業の現場に伝わっていない、農業補助金のガラガラポンぶりを説明してみよう。
インターネットがこれだけ発達しながら、農業界は今も情報鎖国状態である。農政改革のポイントと見られる補助金制度の抜本的な見直しの意味が、農業の現場に伝わっていない。毎度のことだが、農業現場の能天気ぶりには呆れるばかりだ。
農業の現場に伝わっていない、農業補助金のガラガラポンぶりを説明してみよう。
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土門剛 ドモンタケシ
1947年大阪市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科中退。農業や農協問題について規制緩和と国際化の視点からの論文を多数執筆している。主な著書に、『農協が倒産する日』(東洋経済新報社)、『農協大破産』(東洋経済新報社)、『よい農協―“自由化後”に生き残る戦略』(日本経済新聞社)、『コメと農協―「農業ビッグバン」が始まった』(日本経済新聞社)、『コメ開放決断の日―徹底検証 食管・農協・新政策』(日本経済新聞社)、『穀物メジャー』(共著/家の光協会)、『東京をどうする、日本をどうする』(通産省八幡和男氏と共著/講談社)、『新食糧法で日本のお米はこう変わる』(東洋経済新報社)などがある。大阪府米穀小売商業組合、「明日の米穀店を考える研究会」各委員を歴任。会員制のFAX情報誌も発行している。
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