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【農・業界】
桑山国雄氏(千葉県八街市)、紫アスパラガスを試験栽培
- 編集部
- 2004年10月01日
ホテルなどに供給開始
千葉県八街市の桑山国雄氏は紫アスパラガスの試験栽培を始め、今年は収穫の一部を取引先のホテルや八街市農林振興センターにサンプルとして出荷する。今後、本格的な栽培に乗り出し、来年夏には1tの出荷を目指す。
紫アスパラガスは甘みが強く、柔らかいのが特徴。ゆでると深い緑色になる。ガンや動脈硬化の予防に効果があるとされるアントシアニンの含量がグリーンアスパラガスの約10倍あり、ビタミンCも豊富だ。
桑山氏が栽培している品種はシンジェンタシード(株)の「バーガンディー」。日光にあまり当てず、株間を狭くして育てる。にがりを葉面散布し、ミネラル成分を増やす工夫もしている。
試験栽培のきっかけは、農協を通して取引のあるホテルや地元市場からの問い合わせだった。「今は主に業務用が出回っているが、あと1、2年すれば市場に出回るのではないか」と桑山氏は見ている。通常、グリーンアスパラは10a当たり2.5~3t採れるが、紫アスパラガスの場合は、1tと収量が少ないため、100g300円ほどで売り出す予定という。
また、紫アスパラガスについては、「栽培技術が発展途上で、色々な情報が毎年のように飛び交う」(同氏)。このため、現在、近隣の農家と研究会を立ち上げようと準備しており、収量アップにつなげたい考えだ。
桑山氏は現在、紫アスパラガス30株のほか、グリーンアスパラガス20a、トマト12a、メロンを10a栽培している。アスパラとトマトは農協や地元市場に出荷しており、メロンは直売でほぼ売れ切れるという。
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