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特集

韓国トラクターの実力 「低価格」だけではないユーザー評価の高さ 


 「35馬力以上が基本」のデドン社だが、「来年後半には、日本市場で需要の高いこのクラスの新シリーズを発売する予定」(玉造氏)という。

 次にDK35だが、これは韓国仕様に倍速ターンなどが追加された日本向けのモデル。ドラフト・ポジションコントロールなどの装備は付いていない。これらが標準装備されている国産メーカーと比べると不便な印象を与えるが、価格の安さを考えると府県の管理作業用として利用価値は高い。

 韓国メーカー各社は、韓国国内の需要の落ち込みから、早々に海外輸出戦略に転じた。同じ背景から輸出に出た日本メーカーとは、北米を中心に100馬力以下の販売で競合する。この販売競争でデドン社の技術は飛躍的に進歩するが、それが形になったのがDK451~DK551だ。装備されている倍速ターン、自動水平制御装置は、「全くの韓国独自の技術」(玉造氏)だ。

 今回試乗にも使ったDK65~DK90クラスは、もともと輸入機械に慣れ、低価格の大型機を望んでいた北海道のニーズに合い、普及が進んでいる。府県でも、装備が少ないながらも予算内でより高馬力が購入できるとあって、評価が一様に高い。

 「年内、遅くとも来年始めにはDK451~DK551のような流線型のデザインにモデルチェンジする予定」(玉造氏)。

 デドンが日本市場を強く意識していることは明確だ。


韓国トラクラ参入が農機業界に地滑り的変化を起こす


 この特集の冒頭で述べた通り、「韓国製トラクターは買い得!」というのが結論である。もしあなたがまじめにコスト問題を考える経営者なら、トラクター導入に当って韓国製を選択肢の一つに加えるべきだと本誌は考える。

 実際に韓国製トラクターを使うユーザーたちの評価こそ最も確実な判断材料だからだ。彼らの多くは、同時に他の外車や国産大型トラクターを使い、それもかなりのヘビーユーザーたちである。韓国トラクターは仕様の面で見劣りがすると言う人もいる。それでも、ユーザーたちは韓国製トラクターが必要かつ十分な機能と信頼性を持っていると判断している。その上での圧倒的な価格差なのだ。

 しかも、高馬力ほどその価格差は大きく、大型機では半値以下が当たり前なのである。


北米、豪州で市場拡大


 韓国農機メーカーによるトラクター生産は1980年代に日本のメーカーとの技術提携によって始まっている。デドン(大同)=クボタ、クッチェ(国際)=ヤンマー、トンヤン(東洋)=ヰセキ、LG=三菱といった具合にだ。

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