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農・業界

山形で農機ショー開催、7月末から3日間

  • 編集部
  • 2004年09月01日
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第81回山形農業まつり農機ショー(主催・山形県農機協会など)が、7月31日から8月2日までの3日間、同県中山町で開催された。「21世紀主役は農業」をテーマに、全国からメーカーや商社、販売店など100社余りが参加。今年は国際コメ年ということもあり、乾燥機メーカーのアピール合戦が目立ったほか、環境問題への配慮を反映したチッパーなどの破砕機や焼却炉といった商品も来場者の注目を集めていた。
来場者減少、機能見直す必要も

 第81回山形農業まつり農機ショー(主催・山形県農機協会など)が、7月31日から8月2日までの3日間、同県中山町で開催された。「21世紀主役は農業」をテーマに、全国からメーカーや商社、販売店など100社余りが参加。今年は国際コメ年ということもあり、乾燥機メーカーのアピール合戦が目立ったほか、環境問題への配慮を反映したチッパーなどの破砕機や焼却炉といった商品も来場者の注目を集めていた。

 また、恒例の農機実演会ではトラクタ、コンバインなどがメーカー担当者の説明付きで紹介された。

 来場者数は3日間で延べ12万人(主催者発表)と、昨年の17万人を大幅に下回った。近年、来場者は減少傾向にあり、前回からは農繁期をずらした1カ月早い開催となったが、今年は連日の猛暑も出足を鈍らせる一因となったと見られる。

 来場者数の減少は、各地の農機展に共通する傾向だが、その理由としては生産者の減少だけでなく、インターネットの普及などにより、生産者が必要な情報を直接、簡単に手に入れることが可能になったことや、農機具に目新しい技術革新が見られないことが挙げられる。

 あるメーカーの担当者は、「以前のように、その場で大口の契約が成立することも少なくなっており、改めて農機展の意義やあり方を議論するべき」と話す。

 他方、メディアの発達により、生産者とメーカーが直接会う機会も減っており、生産者側のニーズやメーカーへの要望が伝わりにくいといった弊害も生じている。農機展は両者が顔を合わせる数少ない場であるだけに、その機能を再考する必要がありそうだ。

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