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作物を栽培する技術も、土地も、資金もそれは、経営目的のための手段に過ぎないのです。
私も全国各地で農業生産者に話をさせてもらえる機会があるのですが、土壌の話も肥料のことも、私などよりずっと詳しく知っておられるのです。
それぞれの作物別の土壌管理法や施肥法についても、長年その上地で、その作物と向き合ってきたベテランの方々ですので、私よりも詳しいのは当然のことなんです。
ただ一つ、本当に理解していないと思うことがあります。それは、なぜ農業をしているのか?ということです。
今、農業界でもっとも論じられなくてはいけないことは、直接その生産を担う人だけでなく、農業関連の業種全ての人について、なぜその仕事をしているのか?ということではないでしょうか。
農業生産者も自分の意志で農業をしているのではなく、その関連業種の人も組織の一人だからというようなことからお互い何か創造されてくるでしょうか。
共に暮らしをつくっていける関係になっていくでしょうか。
農業コンサルタントに求められているものが「経営って何だ?」という事に変わっていく時が、日本の農業が変わる時だと思いますし、その兆しは確実にあります。
その変化させる要因は、農家・農民の段階で生活していくことはできても、暮らしや生き方、考え方を創り出していけないことが皆にわかってきたからです。
農地を所有していなくても農業をしたい人、農地を所有して農業をしているが、そのやり方を変えたい人、この人達が本当の自分に出会い、本当の生き方のために何をしていくことが必要かに気付いた人達です。
地域に暮らし、地域の目を気にすること、一定の線から出ないことの意味って何だろうか。このことを深く思い直すことで実は、圃場の改良、土壌の改良の目的と手段が見えてくるのです。
土壌改良の課題は、農業の問題というよりも生き方、考え方の問題なのです。
さて、そんなことを前提に土壌改良剤というものを考えていくことにしますが、土というものがどんなもので、どのような仕組みで作物の根の環境を作っているか、一通り頭に入れておくことが必要です。
まず、土壌改良剤とは何か、ということですが、直接には作物の養分にならないもので、主に土壌の物理性と生物性の改良に役立つ資材ということです。
もちろん、それは分解過程において化学性を変化させるのですが、ここでは、そのことは考えないようにします。
有機系資材と無機系資材に分けて述べていきますが、まず有機系の泥炭類ですが、これはピートモスという名称の方が親しみがあるのかもしれません。
私も全国各地で農業生産者に話をさせてもらえる機会があるのですが、土壌の話も肥料のことも、私などよりずっと詳しく知っておられるのです。
それぞれの作物別の土壌管理法や施肥法についても、長年その上地で、その作物と向き合ってきたベテランの方々ですので、私よりも詳しいのは当然のことなんです。
ただ一つ、本当に理解していないと思うことがあります。それは、なぜ農業をしているのか?ということです。
今、農業界でもっとも論じられなくてはいけないことは、直接その生産を担う人だけでなく、農業関連の業種全ての人について、なぜその仕事をしているのか?ということではないでしょうか。
農業生産者も自分の意志で農業をしているのではなく、その関連業種の人も組織の一人だからというようなことからお互い何か創造されてくるでしょうか。
共に暮らしをつくっていける関係になっていくでしょうか。
農業コンサルタントに求められているものが「経営って何だ?」という事に変わっていく時が、日本の農業が変わる時だと思いますし、その兆しは確実にあります。
その変化させる要因は、農家・農民の段階で生活していくことはできても、暮らしや生き方、考え方を創り出していけないことが皆にわかってきたからです。
農地を所有していなくても農業をしたい人、農地を所有して農業をしているが、そのやり方を変えたい人、この人達が本当の自分に出会い、本当の生き方のために何をしていくことが必要かに気付いた人達です。
地域に暮らし、地域の目を気にすること、一定の線から出ないことの意味って何だろうか。このことを深く思い直すことで実は、圃場の改良、土壌の改良の目的と手段が見えてくるのです。
土壌改良の課題は、農業の問題というよりも生き方、考え方の問題なのです。
さて、そんなことを前提に土壌改良剤というものを考えていくことにしますが、土というものがどんなもので、どのような仕組みで作物の根の環境を作っているか、一通り頭に入れておくことが必要です。
まず、土壌改良剤とは何か、ということですが、直接には作物の養分にならないもので、主に土壌の物理性と生物性の改良に役立つ資材ということです。
もちろん、それは分解過程において化学性を変化させるのですが、ここでは、そのことは考えないようにします。
有機系資材と無機系資材に分けて述べていきますが、まず有機系の泥炭類ですが、これはピートモスという名称の方が親しみがあるのかもしれません。
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関祐二 セキユウジ
農業コンサルタント
1953年静岡県生まれ。東京農業大学において実践的な土壌学にふれる。75年より農業を営む。営農を続ける中、実際の農業の現場において土壌・肥料の知識がいかに不足しているかを知り、民間にも実践的な農業技術を伝播すべく、84年より土壌・肥料を中心とした農業コンサルタントを始める。 〒421-0411静岡県牧之原市坂口92 電話番号0548-29-0215
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