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世界の農業機械・資材トレンド

世界の農業機械・資材トレンド

農業用ネットの製造メーカー、クレーマン・メテオール社(本社イスラエルのペタハ・ティクバ市、1938年設立)はこのほど、クモの巣のように害虫を捕らえる「スパイダーネット」の発売を開始した。

微小害虫とウィルスから作物を守る高機能防虫ネット


クレーマン・メテオール社/Klayman Meteor Ltd.(イスラエル)

 農業用ネットの製造メーカー、クレーマン・メテオール社(本社イスラエルのペタハ・ティクバ市、1938年設立)はこのほど、クモの巣のように害虫を捕らえる「スパイダーネット」の発売を開始した。

 このネットは温室、ネットハウス、トンネル用のもので、アザミウマなどの害虫やウィルス病を媒介する虫を、ネットの繊維と繊維の間に張られた細い糸で捕らえ、内部への侵入を防ぐ。

 同社によると、この製品を使うことで従来のネットと比べウィルス病を媒介する虫の被害を低く抑える結果が出たという。

 このネットは強度と伸張性に富んだ丸断面の単繊維で織られており、透光性があり軽量で設置も容易にできる。

 「スパイダーネット」は物理的手段だけでなく、光化学的手法(害虫の方向感覚を失わせる機能)によって害虫を防除する機能も持つ。

※編集部註:「スパイダーネット」は、本誌で取材した「アグリテック‘03」でイノベーション大賞を受賞した。
同社ホームページ(英語): http://www.meteor.co.il/

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