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農・業界

草野農場(滋賀県浅井市)、黒米・緑米の契約栽培本格化

  • 編集部
  • 2004年06月01日
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滋賀県浅井町の草野農場(草野武代表)では、黒米と緑米の生産を本格化し、今年は5haに黒米のアサムラサキと緑米のアクネモチを作付けた。販売先の地元健康食品メーカーからは増産を求められており、転作や過剰米処理とは無縁の経営に専念している。
過剰米処分とは無縁の増産体勢へ

 滋賀県浅井町の草野農場(草野武代表)では、黒米と緑米の生産を本格化し、今年は5haに黒米のアサムラサキと緑米のアクネモチを作付けた。販売先の地元健康食品メーカーからは増産を求められており、転作や過剰米処理とは無縁の経営に専念している。

 メーカーとの契約価格は60kg当たり3万円。今年は反当18万円と、従来よりも3万円高い売り上げを見込む。「飯米に比べて収量が落ちるため高めの値付けをさせてもらっているが、継続性を考えるとこれ以上は高くしたくない」と草野代表が考え、両者で話し合って決めた価格だ。

 同代表は以前から有色素米に興味を持ち、コシヒカリを主体とした経営のかたわら、毎年10aほどで黒米や緑米を試験栽培。コシヒカリを直販する全国の消費者に、話題作りの一つとして送っていた。

 「一口に黒米と言っても種類は様々。それらの違いを発見するのも面白い」と、年々栽培の魅力に引き込まれた。その一方で、飯米の値下がりを想定し、有名産地に負けない特徴のあるコメ作りを考えていたところ、地元の健康食品メーカーと出会った。

 メーカーではそれまで中国産の黒米を扱ってきたが、野菜の残留農薬が問題化して以降、中国産のイメージが悪化したことと、地域性を出したいという戦略から、県内で本格的に有色素米の生産に取り組む生産者を探していたところだったという。

 昨年は収量が上がらず、当初の契約よりも3割ほど高く買い取ってもらったが、今年は店舗が増えることもあり、生産増を要請されている。

 ただし、「山間地の地形から言ってこれ以上の拡大は無理」と草野代表は見ており、「反収を上げることが目下の課題で、不足分は信頼できる仲間を誘って対応していきたい」と語っている。

 草野農場は全体で8haの水田を経営。有色素米の他にはコシヒカリを3ha作付けている。

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