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【江刺の稲】
父の姿が格好良かったから農業を目指した
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第138回 2007年09月01日
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沖縄県の本島北部、大宜味村に約10haの土地に約5haのハウスで年間20万個、75tのマンゴーを生産する大城厚氏(40歳・(有)フィンフルーツ沖縄代表取締役)を訪ねた。ほんの短時間の訪問であったが、同氏の成功、そしてその言葉に親が子に伝える誇りを感じた。
大城氏は多分日本でも最大規模のマンゴー生産者であろう。そして、補助金付けの沖縄県で一切補助金を使わずに、同県の豊見城市から現在地に土地を求めて農場を移した。15年前、約2haの農場だった。現在の規模になっても需要に追いつけず、さらに規模拡大を狙っている。昨年度の売り上げは約2億5千万円。15名の社員を雇用し、5人は県外の非農家から来た若者だ。
大城氏は多分日本でも最大規模のマンゴー生産者であろう。そして、補助金付けの沖縄県で一切補助金を使わずに、同県の豊見城市から現在地に土地を求めて農場を移した。15年前、約2haの農場だった。現在の規模になっても需要に追いつけず、さらに規模拡大を狙っている。昨年度の売り上げは約2億5千万円。15名の社員を雇用し、5人は県外の非農家から来た若者だ。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
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