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収穫期の「猫の手も借りたい」を解決

本誌では、2005年3月号で「パート雇用」について特集し、読者アンケートを実施した。それによると、「労働力の確保に困難を感じるか?」との問いに、「常に感じる」と「農繁期に感じる」が62%と、「感じない」の33%を大きく上回った。
人材サービス 農業の人材派遣サービス

 本誌では、2005年3月号で「パート雇用」について特集し、読者アンケートを実施した。それによると、「労働力の確保に困難を感じるか?」との問いに、「常に感じる」と「農繁期に感じる」が62%と、「感じない」の33%を大きく上回った。また、「労働力を必要とする作業は何か?(複数回答可)」との問いに対しては、「収穫」の104人を筆頭に、「生産管理」79人、「出荷」57人、「調整」40人が続いた。

 二つの質問の結果が示しているのは、収穫作業がやはり一番の農繁期であり、労働力が不足する時期であるということである。

 一方、「雇用に関する悩み事は?」という質問では、大半の読者が、「従業員の高齢化」、「良い人材の定着難」を挙げている。いずれも、農業が抱える構造的な問題そのものを反映しているといえる。しかし、「どのような方法で人材を集めているか?」との質問に対しては、「地縁・血縁」が109人と圧倒的に多く、続いて「求人広告」27人、「シルバー人材」24人であった。

 何か矛盾を感じないだろうか。先の質問で、「従業員の高齢化」、「良い人材が定着しない」ことを問題点として挙げているにもかかわらず、なぜ人集めを「地縁・血縁」や、「シルバー人材」に頼るのだろうか?

 人材派遣業大手の(株)グッドウィルが展開する農業を対象とした人材サービスは、全国1005支店のネットワークで、迅速にスタッフを派遣する。

 派遣されるスタッフは農機の操作・農薬の散布など、専門的な作業は行えないが、生産管理の補助や、調整・加工時の作業などには十分に使える。収穫時期などは、地域によっては人材を奪い合うこともあろうが、そうした場合の人員確保や、近所で冠婚葬祭などがあって予定していた作業人数に欠員がでたとき、また、台風が通過した後の圃場周辺の整備や片付けなどの突発的な出来事にも365日対応する。

 地縁・血縁で雇用した場合、従業員の能力が低い場合や、勤務態度が悪い場合でも、今後の付き合いを考えると解雇するのに二の足を踏むが、こうしたサービスであれば、万が一そういう場合でも遠慮なく別のスタッフに「チェンジ」してもらうこともできる。また、馴れ合いの雇用関係から、農閑期にも雇用し続け、余分な賃金を支払う、という無駄もない。

 スタッフの平均年齢は26歳と若いので、体力を使う仕事も任せられる。仕事ぶりの良いスタッフは、再び指名して派遣してもらうこともできる。作業は、1日2時間から。基本的に全国どこでも派遣する。なお、派遣料金については、作業内容にもよるので事前に見積りとのこと。

 地縁・血縁採用だと、人件費という概念があいまいになる傾向があるが、こうしたサービスを利用することで、コストの透明性・経営の効率性も明確になるだろう。今後、より専門的な作業をサポートすることができるようになれば利用価値はさらに高まるはずだ。(小林秀光)


■お問い合わせ
株式会社グッドウィル
〒106-6135東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー35階
TEL:0120-55-9101
http://www.goodwill.com

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