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世界の農業機械・資材トレンド

オーストラリア、アメリカ、南アフリカ、フィンランド

昨年冬の収穫シーズン前にソーセージのような形状をした穀物貯蔵袋が、オーストラリアに登場した。オーストラリア穀物研究開発公社( Grains Research Development Corporation)では、この貯蔵袋を使用した貯蔵法を研究中だ。
オーストラリア ソーセージ形の袋で穀物貯蔵
 
 「シロ・バッグ」システムという名称のこの貯蔵袋は、エリス・エクイップ社(本社クイーンズランド州キンガロイ市)が取り扱っており、農家も関心を持っているという。クイーンズランド州ウォラムビラ地区の農家アンドリュー・ミルズ氏は、長さが 80mあるこの貯蔵袋を2つ入手し、自身が経営しているタマラング農場で使用した。2004年に収穫した穀物の貯蔵しており、「貯蔵状態はとても良好だ」と話す。この農場では今年さらにこの貯蔵袋を6つ購入した。なんら問題もなく、約 1500tの穀物が貯蔵できている。コストも安くすんでいる。

 「近くの農家ではバッグを5つ買った。今は穀物価格が基本的に低調なので、後で価格が上がることを期待して、貯蔵しておくのだ。最初に導入した機械の購入費用を除くと、袋の経費は 1t当り4,5ドル(約381円)程度だ」と同氏は話す。

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