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【海外レポート】
GM大豆9割の米国から日本の農業を見る
- 編集部
- 第1回 2007年01月01日
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米国農務省の発表によれば、2006年に米国で作付けされた大豆のうち89%はGM大豆(遺伝子組み換え大豆)である。さらに、綿花で83%、トウモロコシで61%がGM種子を使うようになっている。そして、わが国では、いまだGM作物栽培に関して、いわば神学論争的な議論が続いており、栽培はもとより試験研究段階においても大きな抵抗を受けている。日本は大豆の自給率が5%に過ぎず、米国を主体に海外依存しているにもかかわらず。もっとも、わが国の食品表示においては、流通過程で流通過程での混入は5%未満であれば、「遺伝子組み換え作物未使用」という表示が認められており、結果として「遺伝子組み換え作物使用」という表示の食品だけを選択しても、日本人のほぼすべての人々は遺伝子組み換え食品を口にしているわけである。
筆者は、2006年8月にGM推進派の宮井能雅氏(北海道)と自らはGM作物を栽培するつもりはないと語る田中正保氏(鳥取県)、2人の読者とともに、米国のGMに関する官民各種の試験研究機関および生産者、行政機関その他を視察した。以下、数回にわたり米国のGM事情とそこから見える日本の問題点と可能性を考えてみたい。(昆吉則)
筆者は、2006年8月にGM推進派の宮井能雅氏(北海道)と自らはGM作物を栽培するつもりはないと語る田中正保氏(鳥取県)、2人の読者とともに、米国のGMに関する官民各種の試験研究機関および生産者、行政機関その他を視察した。以下、数回にわたり米国のGM事情とそこから見える日本の問題点と可能性を考えてみたい。(昆吉則)
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