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【海外レポート】
GM大豆9割の米国から日本の農業を見る
- 第3回 2007年04月01日
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前号でも紹介した通り、すでに米国では単なる除草剤耐性や害虫BT遺伝子を組み込んだ害虫抵抗性品種の利用という段階を超え始めている。健康ブームに乗って一気に生産が増えているビスティブ低リノレン酸大豆などがその例である。これは従来育種で開発されたビスティブ低リノレン酸大豆に除草剤耐性遺伝子を組み込んだ種子として販売されているものだ。遺伝子組み換え反対派の人であれば、「なぜ、GMでないビスティブ低リノレン酸大豆の種子を販売しないのか?」と聞くだろう。しかし、米国の農家は、たぶんそんな種を買わないのだろう。すでに、遺伝子組み換え種子は、様々な農薬や肥料と同様な標準技術であるからだ。そして、GM品種を選ぶか否かは、儲かるか否かの経営問題に過ぎないのだ。
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