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特集

コスト縮減が実現できる ユーザーが選んだ納得アイテム27

注目の国産トラクタ ~進化するトランスミッションシステム~

(株)菊池鉄工所 代表 菊池治樹

本誌連載「機械屋トラクタ目利き塾」でおなじみ。今回は、農家のニーズを最大限かなえつつある国産トラクタの開発動向を解説してもらった。

 最近のトラクタの開発をみると、エンジンとトランスミッション(以下T/M)及び油圧の電子制御化、さらに、それら各システムを複合的にネットワーク化させての自動化が進んでいる。欧州で顕著な傾向だが、国産トラクタの開発もその方向を目指しているようだ。T/Mシステムにおいては、エンジンのパワーと車速及びインプルメントの作業効率の3つの要素を完全に満足させることができるトラクタは、いつの時代も農家が求めるものである。今回、ヤンマー農機から発売されたEG700シリーズのHMT(ハイドロ・メカニカル・トランスミッション)仕様のトラクタは、高い水準にあるものといえるだろう。機械式T/Mと油圧式T/Mの長所を上手に合体させ、0.1kmから無段変速のスピードセッティングが可能である。T/Mの進化は、さらに無段変速化を加速させ、エンジン、T/M、油圧のリンケージのなかでトラクタ自体が作業能力をすべてコントロールできるようになるだろう。


ファッション化する農作業ウェア

 昨年11月、『アグリファッションコンテスト』を開催しました。このイベントの企画趣旨は「農業をファッションから活性化する」というものです。そこから得られた「求められるウェア」は、機能的でかつオシャレなもの、というものでした。アウトドアスポーツの先端素材技術を使った作業着、特に防水透湿素材を用いた作業着が実用化されたりするのではないでしょうか。今後は団塊の世代や新規就農する若者など、都市文化に敏感な人々が農業に関わっていくことになると思います。その際、農作業ウェアもそうした新しいマーケットの多様なニーズに対応するものが登場してくるはずです。「仕事への誇り」を農業青年が感じるようなデザインへのこだわり、「楽しさ」を帰農者が感じるような色使いのウェアが誕生すれば、日本農業への「夢と期待」が膨らんでいくと思います。

日本アグリデザイン 評議会 副理事長 石川広己
1986年バンタンデザイン研究所入社、92年取締役に就任。2006年からは農業改革、農業関連事業開発に取り組む。

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