記事閲覧
【特別レポート】
実録 集落営農の犠牲者 岩手県北上市で起こっている「貸しはがし」事件記(7)
- 編集部
- 第7回 2007年06月01日
- この記事をPDFで読む
先月号で書いたように、岩手農政事務所と岩手県は、伊藤氏と北藤根地区の集落営農組織の話し合いの糸口をつかむため、北上市、市農業委員会、北上市農協との調整を進めてきた。
5者が一同に会したのは3月5日。その席で同農政事務所の担当者は「なんとか解決策を見出してほしい」と述べた。しかし、市は「伊藤氏本人から直接相談を受けていない」ことを理由に話し合いへの参加をためらい、「利害関係が絡んだ個別の問題に立ち入るのは難しい」との見方も示したという。
たしかに、伊藤氏はこれまで市に相談していなかった。それは普段から市との接触があまりなかったのと、県や農協に相談すれば、市にも伝わると信じていたからだ。
現に市は県などから情報を得ており、もっと詳しく知ろうと思えば、伊藤氏から話を聞く機会はいくらでもあった。昨年11月27日付農水省経営政策課長名の通知でも、集落営農の設立に伴って「農用地の利用調整が円滑に行われていない事案」がある場合には、実態を把握、報告するよう市に要請している。
5者が一同に会したのは3月5日。その席で同農政事務所の担当者は「なんとか解決策を見出してほしい」と述べた。しかし、市は「伊藤氏本人から直接相談を受けていない」ことを理由に話し合いへの参加をためらい、「利害関係が絡んだ個別の問題に立ち入るのは難しい」との見方も示したという。
たしかに、伊藤氏はこれまで市に相談していなかった。それは普段から市との接触があまりなかったのと、県や農協に相談すれば、市にも伝わると信じていたからだ。
現に市は県などから情報を得ており、もっと詳しく知ろうと思えば、伊藤氏から話を聞く機会はいくらでもあった。昨年11月27日付農水省経営政策課長名の通知でも、集落営農の設立に伴って「農用地の利用調整が円滑に行われていない事案」がある場合には、実態を把握、報告するよう市に要請している。
会員の方はここからログイン
編集部
特別レポート
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)