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【座談会】
茨城県最高品質農作物研究会が目指すもの 科学的アプローチを通じて進化するマーケットに応える
- 農業ジャーナリスト 青山浩子
- 2007年07月01日
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消費者に安全で美味しい農作物を届けるために
出席者
■照沼勝一氏(茨城県最高品質農産物研究会 会長)
■霜多増雄氏(茨城県最高品質農産物研究会 顧問)
■大崎善保氏(東京デリカフーズ(株) 取締役)
■武士紀昭氏(日立協和エンジニアリング(株))
■倉持康文氏(茨城県最高品質農産物研究会 会員)
■昆吉則氏(本誌編集長)
【質の高い農産物作りはエビデンスが不可欠】
昆 生産者自らが技術向上を目的に、流通業者、分析機関を巻き込んで研究会を立ち上げられたわけですが、発足のきっかけをお聞かせください。
照沼 私は4~5年前から個人的に研究会の顧問でもある霜多さんとお付き合いさせてもらっていますが、食品の安全に対する思い、実践してきた土作りのレベルの高さに感服してきました。私もメンバーである(社)日本農業法人協会全国秋季セミナーが茨城で開催され、霜多さんの著書『安全で健康な野菜はおいしい』(丸善)を監修した及川紀久雄新潟薬科大学教授と北野大明治大学教授に、一昨年記念講演をしてもらいました。約500人の会員と一般参加者が大変熱心に耳を傾けていましたので、セミナー後の反省会でも熱が冷めやらず、「茨城県から農業を変えよう」「品質の高い農産物を作る先駆けとなろう」ということになったわけです。
昆 賛助会員として日立協和エンジニアリングやデリカフーズといった企業が参加していますね。
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青山浩子 アオヤマヒロコ
農業ジャーナリスト
愛知県岡崎市生まれ。京都外国語大学英米語学科卒業。日本交通公社(JTB)勤務を経て、韓国延世大学に留学。帰国後、(株)船井総合研究所などに勤務。在職中、農業関連のコンサルティングに携わる。1999年に独立、農業関連のフリージャーナリストとして活動中。著書に、『「農」が変える食ビジネス』(日本経済新聞社)、『農産物のダイレクト販売』(共著、ベネット)、『強い農業をつくる』(日本経済新聞出版社)がある。農業関連の月刊誌、新聞などに記事を連載する一方、茨城大学農学部の非常勤講師、韓国農民新聞の客員記者も務める。
http://aoyama.my.coocan.jp
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