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リレー訪問 農場に勤める誇りと夢

「感動」と「満足」を作る仕事・・・の巻

大川 レストランとブルーベリーの摘み取りは基本的に予約制でやっていますが、ありがたい事に受け付けを始めると、1、2日で予約が埋まるというのが定着しています。電話回線がパンクすることもあったので、予約がとりやすいように、8月のブルーベリーの摘み取り時期の2カ月前から、月ごとに分けて予約を承るというやり方に変えました。


榎 すごい人気ですね!摘み取りの時期に合わせて宣伝か何かをしているんですか?


大川 そういったことは全然していなくてクチコミだけです。最近は、“癒し”を求めてくるような方が多かったりもして客層が変わってきたようにも見えますし、ブームやいろいろなことが重なって、関心を持ってくれている方が増えたようです。


榎 ブルーベリーは目に良いって話題になったこともありましたよね。


大川 そういうこともあって、栽培する人も増えたみたいです。でも、うちに来てくれる方には、毎年予約を入れてしてくれる方や農場を立ち上げた20年以上前から来てくれている方もいます。それを考えると、社長が一人ひとりの方を大切にしてきた成果なんだと思います。レストランを始めた当初は、予約は1日1組だけというようにしていたみたいですし。


榎 それにしても、それほど人が集まるとは思いませんでした。コメの収穫体験にいらっしゃる方に話しを聞くと、「自分で収穫したコメをすぐ食べたい」って言うんですよ。でもコメは収穫したあとに、乾燥させて、籾をはずして、精米してと、手間も時間もかかってすぐには食べられない。コメはその辺がネックなんですよね。


大川 ブルーベリーのようにはいかないものなんですね。でも、コメは長期間食べられる利点がありますよね。ブルーベリーの場合は、傷み始めるのが特に早い作物なので、生で提供できる期間が短いんです。瞬間冷凍することもできますが、やはり摘み取ってそのまま食べてもらうのが一番美味しい。


榎 そういう意味では、ブルーベリーはお客さんに収穫してもらうやり方が合っている作物なんですね。

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