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リレー訪問 農場に勤める誇りと夢

「感動」と「満足」を作る仕事・・・の巻

大川 作る側の事情とも合ったやり方なのかもしれません。ブルーベリーは、1粒ずつ目選別しながら、手で収穫しないといけない作物なんですが、お客さんにそれを楽しんでいただくと同時に、こちらは作業の負担を軽減することもできますから。


榎 なるほど。収穫体験は作物の向き不向きの違いが出る場面でもあるんですね。ところで、大川さんが作った作物がレストランで使われたりするということもあるわけですよね?


大川 ハイ。ブルーベリーやハーブなどを使ってもらうことはあります。


榎 農場にレストランがあって収穫したものをすぐ調理してくれる。正直、羨ましいですね。農場に調理や加工できる場所があれば、作る上でのリスクも減らせるわけですし。


大川 そうなんですよ。


榎 うちの農場にもそういう加工技術が欲しいですね。僕の場合はとにかくロスを減らしたいんですね。せっかく作ったコメなので、ロスになるはずだったものでも加工すれば、新たに提供できる商品にもなるはずです。コメを餅や大福のような多少日持ちするものにできれば、産直のお客さんにサービスとして届けることもできる。


大川 作る立場としてそういった想いは同じなんですね。そういえば、うちの農場ではコメを作ろうっていう話がでているんですよ。うちの社長は食の重要性を消費者に伝えたいっていう想いを持っているんですけど、農業で重要な作物と言えばコメだろうということで。


榎 コメを作るんですか!大川その一環として、すでに田んぼを借りています。管理はほかの方にお願いしているんですが、人を集めて、イネがどういうふうに生育してコメになるのか、その流れを観察して、作業も体験しようという企画です。いずれは、自分たちでコメを作ることも考えています。


榎 おもしろそうですね。


大川 収穫したら、そのコメをお客さんに何らか形で提供したいと思っています。今は、まだ模索している段階ですが、かまどを作ってご飯を炊いて、フレンチレストランのコース料理の一つとして出してみたりもしています。

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