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独断注目商品REVIEW

現代消費者のニーズに合わせ重量感を克服した超小型ハクサイ

いよいよ冬も本番となり、鍋物が恋しい季節になってきた。鍋用の野菜といえば何と言ってもハクサイが筆頭だが、その重量ゆえに消費者としては取り扱いに難儀することがしばしば。スーパーから自宅まで持ち帰る際や、使い残しを冷蔵庫に保存する場合など、とにかくかさばって仕方がないのだ。
ベビーハクサイ 娃々菜(わわさい)
 
 重さ4~5kgにもなる大玉を丸ごと購入する消費者はさすがに少ないだろうが、ハーフカットや4分の1カットでさえ、少人数家庭では一度に使いきることは難しい。かといって鍋物以外に家庭料理としての用途は普及しておらず、そう頻繁に食卓にのぼることもない。かくして残されたハクサイは、次の週末まで冷蔵庫の邪魔者と化し、最悪の場合は出番がないまま廃棄されることになるのである。

 現代消費者のそんな不便を解決する新時代のハクサイが、トキタ種苗(株)のベビーハクサイ「娃々菜」だ。中国語で「赤ちゃん」を意味するネーミングの通り、重さ350~450g、直径10cmほどで、手のひらにのる超ミニサイズ。同社のミニハクサイ「舞の海」(重さ1~2kg、直径14~16cm)よりも、さらにコンパクトな品種となっている。

 これなら買い物袋がずっしり重くなることもないし、一度の食事で食べきれる。仮に少量ずつ食べる場合でも、外葉からはがして使えば、カット品のように鮮度が劣化する心配もない。冷蔵庫の野菜室やドリンクホルダーに縦置きできるので、保存もスマートだ。

 また、通常のハクサイに比べて糖度が高いほか、旨みを感じさせるアミノ酸の含有量も多く、食味の面でも特長がある。外葉から芯まで柔らかいため、サラダ食材などとして用途の幅も広がりそうだ。チコリのように器として利用する方法もあるだろう。ハクサイの家庭需要が落ち込むなか、消費者ニーズを反映して巻き返しを狙った期待の商品といえる。

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