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リレー訪問 農場に勤める誇りと夢

スタッフが活躍できる場を作る・・・・・・の巻

谷本 でも、僕らのように非農家出身だと、少なくともどこの農場に勤めるかを自由に選べるわけじゃないですか。それは利点だとも思いますよ。個人的には、スキルを活かして勤める農場を移っていくような働き方があってもいいなと思っています。といっても、農業にはその土地でしか通用しない技術もあるし、同じ技術が使える近場の地域だけを転々としていくわけにもいかないので、簡単ではないんでしょうけど。

濱 ほかの農場に移るっていうのは考えたことがなかったんですが、そういう働き方もできたらいいですね。

谷本 経営に携わっている立場としては、スタッフが将来的にも安心して働いていけるような農場にしたいところですけどね。スタッフは休みも少ない中で働いているわけですし、それに見合った待遇を用意してスタッフが能力を発揮できる場も作っていかないと。給料を考えても、企業なら優秀な社員に対して年間500万円くらい出してもおかしくないわけですし。そういったことができるように利益が上がるように努力していきたいですね。

濱 具体的にはどういったことが課題になるんですか?

谷本 うちは今まで特別栽培のレタスに頼ってきたんですけど、今後は青ネギの周年供給を実現して経営の柱にしたいと思っています。1人あたりの売上が上がれば、待遇面も改善していけるはずですから。

濱 なるほど。谷本さんは、仕事とはいえ作業から経営のことまで幅広く考えていてスゴイですね。

谷本 「農業だから」という事情を言い訳にしたらそれまでなので、実際に実現できるように取り組んでいきたいと思います。

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