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土壌別経営診断うちの土ではどう作る?

ヤマギシズム生活豊里実顕地(三重県津市)の場合

牛・豚・鶏の畜産、その糞と敷料を利用しての堆肥づくり、堆肥を利用しての畑作などから成るヤマギシズムの循環農業その循環とは有機物の健全なる循環と言うこともできる大規模にしてそれを成り立たせるには、優れた設備・技術以外にも優れた何かがあるはずである今回はヤマギシズムの循環農業の妙を探る
関 ヤマギシズムの循環農業には、個人経営の生産者も見習うべきことがたくさんあると思います。設備・技術などについては、大規模だからこそ、という部分もあると思いますが、ヤマギシズム農法のハード面だけでなくソフト面についても優れたものがあると思うのです。例えば、家畜糞尿を堆肥づくりに利用する際、うまく発酵するには、その窒素成分に見合うだけの炭素成分が必要となりますね。ここでは、牛、豚の糞尿と敷料から、1日に約200tもの堆肥ができるそうですが、それだけの敷料を確保することだけでも大変なことだと思うのですが?

川添 まず、ここ豊里実顕地の畜産規模について説明します。概数ですが、養鶏84万5000羽、肉鶏6万2000羽、乳牛1、300頭、肉牛3、300頭、豚16、000頭ほどです。堆肥づくりには、牛・豚の糞と敷料を原料としています。敷料には、樹皮、オガクズなどを使用しています。私どもが保有する森林から運び込まれるものもありますが、主には近隣の製材所から引き取ってくるものです。タダで頂いてくるものがほとんどですが、それは長年の営業努力と、信頼関係があってのことと思っています。敷料の運搬には、専用の10tトレーラトラックを使っています。ここには、敷料専用のトラックだけで6台ありますが、ほぼフル稼動の状態で、日々ここに運び込まれるのです。また、効率よく敷料を利用するために、豚舎・牛舎にも工夫がされています。豚舎・牛舎内に深さ1~1・5mのピット部を設けて、そこに敷料を入れているのです。堆肥に利用するのは、敷料の表層部だけなのですが、敷料を1・5mほどの厚さにすることで、自動的に糞尿分離ができるのです。そして、タイヤローダーなどにより、敷料の表層部が堆肥舎に運ばれます。

関 それにしても、1日に200tもの堆肥ができるというのはすごいですね。畜舎から堆肥舎への原料運びだけでも大変なのではないですか?

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