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農業技術進化系

防除 高い予防効果と安全性で健全な苗を育生 微生物防除剤「タフブロック」

出光興産は水稲種子消毒用の微生物防除剤「タフブロック」(タラロマイセス フラバス水和剤)を開発。2007年3月に農薬登録を取得し、08年1月末より一般販売を開始した。 本剤の有効成分は、栃木県農業試験場がいちご圃場から分離した糸状菌Talaromyces flavus SAY-Y-94-01株の胞子で、ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病、および褐条病などへの高い予防効果がある。
 出光興産は水稲種子消毒用の微生物防除剤「タフブロック」(タラロマイセス フラバス水和剤)を開発。2007年3月に農薬登録を取得し、08年1月末より一般販売を開始した。

 本剤の有効成分は、栃木県農業試験場がいちご圃場から分離した糸状菌Talaromyces flavus SAY-Y-94-01株の胞子で、ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病、および褐条病などへの高い予防効果がある。その一方で、使用回数に制限がなく、農薬成分としてカウントされない。高い安全性を兼ね備えており、特別栽培米などの生産にも適する。

 昨年、(社)日本植物防疫協会を通じて、タフブロックの普及技術を確立するための特別連絡試験を行なった。主要コメ生産地域である東北、北陸、北海道の農業試験場などを中心に、現場での使用場面を様々な観点から想定した試験を実施。その結果、寒地・寒冷地での慣行栽培のなかで、問題なく使用できることが確認された。また、近年、普及が進みつつある温湯消毒法との組合せにおいても、安定した効果が発揮されることが実証された。

 今シーズンは発売初年度であり、本格的な普及はまさにこれから。今後、全国規模で特別栽培米生産など、減農薬を積極的に推進している生産現場を中心に、普及展開を図っていく。土壌伝染性病害である苗立枯病(リゾープス菌、フザリウム菌、トリコデルマ菌、ピシウム菌)に対しても適用拡大を進めていきたい。

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