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新・農業経営者ルポ

面白がって生き、失ってこそ与えられる道

 経営者の仕事の本質は、作業ではない。会社の目的を定め、根本のところで運営することだ。後継者を育て、社員を励ますことだ。

 親の姿を子供たちは見ている。何を語るより、自分が選んだ人生を思いっきり生きてみせること。それこそが、子供に対して与えられる最大の教育なのだ。

 子供や若者たちに真に継がせるべきものがあるとするなら、それは親や大人の誇りである。人が自らの心の中にある核のようなものを見出すのは、自分自身にしかできない。でも、その種を植え付けてくれるのは、実は親の姿なのだ。あとは笑って見守るだけ。荻原は言う。

 「元気でいる親がいなけりゃ、子は育たねえよ。お天道さま相手の農業は、思い通りにいかないことばかり。それに挑戦して勝つ時も負ける時もある。勝ったり負けたりすることの呼吸を味わううちに、それがある種の感動になってくる。それを教えることができれば、子供は放っておいても育つもんだ」(文中敬称略)

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