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【農業経営者ルポ】
職業欄に「農業」でなく「会社役員」と書くこと
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第23回 1997年06月01日
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高橋浩さんが資本金500万円で有限会社和名川ファームを設立したのは平成2年。その時点で農業経営のための全資産を法人に譲渡した。その後資本金は1000万円に増資している。
和名川ファームの従業員は高橋夫婦二人だけだ。よほどのことがない限り、父親は農作業を手伝わず、経営にも関与しない。絵を描いたり趣味的に柿作りなどをして楽しんでおられる。母親も奥さんと一緒に家事はしても農作業には出ない。仕事が大変でも、高橋さんはそのことにこだわろうと考えている。
高橋さんは、現在42歳。父親から経営の委譲を受けたのは22歳の時だった。父上も24歳で家を受け継ぎ、祖父も若くして家長となったそうだ。高橋家では代々若い後継者に家をまかす家風があるようだ。
経営耕地は、水田が6haとサントウ菜などの葉物を生産する800坪のビニールハウスである。野菜は、年間通して毎日市場に出荷している。米は契約した東京の米屋さんに売っている他、200俵程度を約70軒のお客さんに白米にして直売もしている。
和名川ファームの従業員は高橋夫婦二人だけだ。よほどのことがない限り、父親は農作業を手伝わず、経営にも関与しない。絵を描いたり趣味的に柿作りなどをして楽しんでおられる。母親も奥さんと一緒に家事はしても農作業には出ない。仕事が大変でも、高橋さんはそのことにこだわろうと考えている。
高橋さんは、現在42歳。父親から経営の委譲を受けたのは22歳の時だった。父上も24歳で家を受け継ぎ、祖父も若くして家長となったそうだ。高橋家では代々若い後継者に家をまかす家風があるようだ。
経営耕地は、水田が6haとサントウ菜などの葉物を生産する800坪のビニールハウスである。野菜は、年間通して毎日市場に出荷している。米は契約した東京の米屋さんに売っている他、200俵程度を約70軒のお客さんに白米にして直売もしている。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
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