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ライスボードのポジティブ米ニケーション

苗と生活者・微生物と生活者の縁組みを仲人!

生産者と生活者・販売者のクロスロードを目指す「越後ぎんむす」では、今年から「月イチ」イベントを企画。「新潟を東京へ運んでしまえ!」とばかりに、5月17・18日の2日間「第3回バケツ田植え&第1回みそ作り教室」を開催。
吉祥寺に根づくバケツ田植え


 今年の田植え教室は生産者の座学形式の、「田植え指導」はやめた。もう、吉祥寺・仲道通りでは馴染みのイベントで、「今年も頂だい」と声をかけてくる方の多いこと。いらぬ説明などもう不要の感がある。苗の配布を楽しみにしている「稲大好き人間」の増殖が手を取るようにわかる。嬉しい限りだ。吉祥寺の商工会からは、「新潟の田んぼを借りきりたい」と問い合わせが来る程だ。


小学3年生の自由研究


 吉祥寺に住む小学4年生(本人の希望で匿名)が、昨年の自由研究として「越後ぎんむす」で配布した苗で「お米を研究」した。プランターで代かきをする所から始まり、イラスト・写真・辞典からの引用と微に細にわたり観察し記録している。最後には収穫した280gの籾を籾擦りし、瓶に入れ棒で突いて精米をした。ご飯を炊くには収穫が足りずライスボードの米と混ぜて炊いたそうだ。「とびきりおいしかった」と思わずニッコリしたくなるコメントが添えてある。

 この小学生の学習帳一冊にまとめられた研究は、「すごい」と感動するとともにひたすら頭が下がる思いだった。越後ぎんむすでもプランター田植えを2回挑戦したが、2度とも穂がつかず収穫ゼロ。街灯の下にプランターがある為に、栄養成長しても生殖成長ができないのだ。

 こんな事を、お客様に説明しても分かってくれる筈もなく、「プロでも稲を育てるのは難しいのね」、と妙な誤解をされている。それに対し、「お米がなったの」と報告して苗をもらっていかれる人の多い事。本当に皆様ご苦労様。今年もがんばって!それにしても、子供の探究心と努力には脱帽、今年も挑戦するそうだ。

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