ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

自分の畑は自分で診断する

これなら分かる「土と肥料」の実践講座堆肥

人に勧められて話題のビデオ「スーパーの女」を観ました。野菜や魚、精肉そして総菜等々、私達の取り組んでいる第一次産業が最終的に消費者の皆さんにどんな様子で届けられているのか、また本当はどう販売されなければいけないのかを深く考えさせられるものでした。そして、このストーリーの中には全ての商売に共通する教訓「利用してくれるお客様にためになることは何か?」ということにも大きく触れていて、日頃は農業生産に追いまくられてしまっている人にとって、よい刺激になるのではないでしょうか。
 人に勧められて話題のビデオ「スーパーの女」を観ました。

 野菜や魚、精肉そして総菜等々、私達の取り組んでいる第一次産業が最終的に消費者の皆さんにどんな様子で届けられているのか、また本当はどう販売されなければいけないのかを深く考えさせられるものでした。

 そして、このストーリーの中には全ての商売に共通する教訓「利用してくれるお客様にためになることは何か?」ということにも大きく触れていて、日頃は農業生産に追いまくられてしまっている人にとって、よい刺激になるのではないでしょうか。

 毎日、栽培管理に追われ、虫や病気の害に頭を痛め、相場単価が安いと愚痴を言っている人がいるとしたら、その野菜や肉を末端のお客様の満足を得られるまでの仕事も大変なものであることがわかるはずです。

 農林省や全農が販売しているのではなく、スーパーの女性店員さんが売ってくれているのです。

 また、この話しの中では、自分の働くスーパーの食材を家に買って帰らない女店員さんが出てくるのですが、これは自家消費用の野菜を、販売する野菜とは別につくる農家の姿と重なって見えました。

 そして、一般客は立ち入ることのないスーパーのバックヤードと呼ばれる調理場では、売れ残った総菜を再包装して日付のみを新しく変えて売場に戻すというシーンを観て、これは有機栽培と称して少しの有機肥料や呪程度の堆肥を使い、消費者に有機栽培のレッテルでごまかすインチキ農業の姿と同罪と思いました。

 どこでも皆やっていることだから、うちでもやってしまえというのはどうなのでしょうか。事業者として成功した人々は、この皆がやっている不合理や不道徳を越えたことで人々の支援を受け、夢の実現を果たしたと思います。

 例えば、大手スーパー「ヤオハン」もこの道徳を試されるときがあったそうです。

 「ヤオハン」は静岡県熱海市がその振り出しなのですが、昭和三十年代に伊豆地方を襲った大型台風があり、そのため生鮮野菜が急騰し熱海の旅館街は、普段の何倍もする野菜を仕入れなければならなくなったそうです。

関連記事

powered by weblio