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ケーススタディー府県の畑作野菜経営

ケーススタディー府県の畑作野菜経営

 平成4年、カルビーポテトは宮越専務の強い要請でハーベスタを2台貸与しました。この年ハーベスタによる収穫は、16.6haと全面積の7.7%でしたが、農家のハーベスタに対するニーズの強さをしっかりつかむと同時に、農家に「機械貧乏」させない為に、導入にあたってどんな組織展開をするのが良いか検討しました。そこで出た結論は、

・農家が持てなければ児湯米商が保有し収穫作業を請負えばよい
・大型トラクターもハーベスタの台数だけ準備すればよい
・オペレータも養成すればよい

と、児湯米商が今でいうコントラクターの機能を持てば良いということでした。平成5年度、児湯米商として2台のハーベスタを購入しました。


コントラクター機能を発揮する児湯米商


 ハーベスタの導入は平成5年の2台と平成9年の1台を合わせ3台になりました。3名のオペレータに1台ずつ貸付け、オペレータ付きで10a当たりの作業料金を、1万円(7000円をオペレータへ、3000円を児湯米商へ配分)に設定し、委託希望者の作業を請け負うことになりました。ハーベスタ上の選別要員(2名から土の多いところは4名)は、委託者の負担となっています。

 ハーベスタの能力は、オペレータの習熟度や圃場条件で異なり、1日70~80aの収穫は可能ですが、作業料金は50a~60aで設定さています。

 図表4で示すようハーベスタの利用者は年々に増加しており、平成9年は全作付面積77.6haのうち、48ha(全体の61.9%)に達しました。来年は更に増える気配です。


高穂忠雄さんの機械導入


 高穂さんは、図表5のように、昭和56年(初年度)ポテトの契約栽培を20aでスタートし、栽培技術の向上で反収は徐々に上向いていきました。面積拡大にもいろいろ苦労されたようです

 平成3年5月下旬、圃場を巡回中高穂さんと家族の人達、総出で収穫作業をしているところに出会いました。その時に、

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