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『農業経営者』定例セミナー

29歳の農業革命!!『Agrizm』で実現したいこと

  • 『Agrizm』編集長 全国農業青年クラブ連絡協議会会長 荻原昌真
  • 第35回 2009年07月16日

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農業の高齢化?担い手不足?僕たち農業青年は、世間から存在を意識されてないのか?農業とは、楽しくて、ドキドキして、厳しいこともある分、アツい。だからこそ若い人が大勢取り組んでいること、ビジネスチャンスを狙っていることを知って欲しい……農業の本当の姿を伝え、ネガティブイメージを払拭する29歳の農業改革を、『Agrizm』編集長が語る。
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【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】 
 
「よくアグリズムを通して何を変えたいんですか?後継者問題を解決したいのですか?なんてマジメな顔で聞かれるのですが、そんなに難しいことを考えて始めたわけではないんです。若者だからとりあえず突っ走った。そしたらアグリズムが出来た。そんなムズカシイこと考えていないからこそ出来たことなんです」 第35回定例セミナーは荻原氏のこの言葉から始まった。今回のセミナーは同氏が編集長を務める雑誌『Agrizm』の創刊の日、7月16日(木)にいつもと場所を変え、国立ファーム「農家の台所」新宿3丁目店での開催となった。

 自分が作ったなんて言っちゃいけない

「売る上でのこだわりは、他の農場の米が混ざらないよう、ただの長野県産コシヒカリになってしまわないようにしています。全量を『信州ファーム荻原』が作ったと消費者に伝わるようにしています」 このように「信州ファーム荻原が生産した」農作物として売ることに強いこだわりを持つ荻原氏は自ら店頭販売に立ってきた。 「長野ってお米作っていないんじゃないの?ってよく言われるんです。こっちは気合入れて、ピシッとし格好して店頭に立っている。すると今度は『農家はそんなカッコしてないでしょ』『農家の人は大変な想いをして作っているんだから、簡単に自分で作りましたなんてウソ言っちゃいけないよ』って言われてしまいました」

  荻原氏自身が作った米だと知り、それだけで驚き、米を買っていっくお客さんもいて、うれしかった反面、若い人が農業をやっていることが知られていなかったのが寂しく感じた。

 「想いを伝える=メディアを使う」ってのが素人発想ですよね 

 「でも、逆に若者が農業やっているって知るだけでこんなに応援してくれる。みんな農業の楽しさを知らないだけで、そんな情報をみんなに伝えられていないだけで。むしろそんな情報を伝えることが出来ればもっと農業なんて面白くなるし、もっと食べ物を楽しく選んでもらえるかなと店頭販売を通して思ったんです」

  荻原氏の周囲には優れた農業者がたくさんいる。それが、世間に知られていないことが悔しかった。そこで農業の楽しさを伝えるためにメディアを使おうと思い立つ。しかし、新聞社やTV局はあまり反応を返さないことを自身の米の営業活動の中で知っていた。そこで2007年の冬、Agrizmの創刊を出版社である弊社に持ちかける。 

 「たぶんみなさんもご存知だと思うんですけど、農業技術通信社って変わった会社じゃないですか(笑)。だからたぶん一緒に面白がってくれると思ったんですよね」

  そして約1年半の準備期間を経て09年7月16日に『Agrizm』が創刊された。

 マジ農業してぇ、負けてらんねぇって感じる農業雑誌です

 「『Agrizm』はかっこよくね?って言われるような農業への関わり方や考え方を持っている農業青年を紹介し、共鳴と刺激を与える雑誌。そんなことが伝わると絶対農業したくなると思うんですよね」

  お互いを刺激しあうことで自らの農業センスを磨いていく。そして農業を志す若者が増え、他の業種には当然存在する抜きつ抜かれつという良い意味での緊張感を持ち込みたいと考えている。 

「倫理的な正義的な話で農業を持ち出されるなんてことではなくて、もっと普通にあこがれる仕事だとか、好きな仕事として認められると思ったし、やっぱりそんな風に期待されると仕事頑張っちゃいますよね」

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