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エクセレント農協探訪記

熊本県・熊本清和農協

熊本県阿蘇郡高森町で手広く米を商う山永篤夫さんは、九州のヘソみたいな立地条件を活かして地元・熊本はいうに及ばず、大分、宮崎、鹿児島、福岡などで優秀なコメ農家からコメ集めをやっている。
 熊本県阿蘇郡高森町で手広く米を商う山永篤夫さんは、九州のヘソみたいな立地条件を活かして地元・熊本はいうに及ばず、大分、宮崎、鹿児島、福岡などで優秀なコメ農家からコメ集めをやっている。

 コメが売れないと嘆くばかりのコメ屋さんと違い、産地に直接赴き、ゲリラ集荷をやってきた。その量3万から4万俵。全国各地のコメ屋さんに売ったり、産直便で消費者にダイレクトに届けたりしている。当然のこと、そのエリアの農協の実情もご存知だ。その山永さんに「どこかお奨めの農協はないか」とリクエストしておいたら、「近くの熊本清和がよか。経営もしっかりしとるし、組合長も職員も立派」という返事が戻ってきた。

 善は急げと即座に出張計画を作ったら、山永さんから電話。「農協の理事会で一席ぶって欲しい」。このお願いにはたまげた。長年、この商売をしていて、農協の理事会に飛び入り参加するのは、初めてのことである。農協の理事会にいらっしゃいといわれて、どこかへ強制連行させられるのでは。日頃、農協批判のボルテージを強めているだけに、そんな心配もなくはなかった。その日が近づくまで、何をしゃべってよいものやらと思いつつ、それじゃ、と、食糧庁が仕掛けた米価暴落劇の一席をぶってきた。

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