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どうなる!どうする?こんなとき

外貨預金

Q:どうして10倍も高い金利になるのですか。

A:日本でも数年前は定期預貯金の金利は二年もので6%以上あっただろう。いま欧米の預貯金の金利は6~7%もあるんだ。日本の銀行は、バブル期にしでかした放漫経営による焦げ付きを処理するために、政府にお願いをして空前の低金利を続けているんだ。それで外貨預金と10倍もの金利格差がついてしまったんだ。消費者が外貨預金に殺到するのは、銀行や農協に対する抗議行動でもあるんだな。

Q:ところで注意すべき点は何ですか。

A:一番は為替の影響を受けるということだ。かりに1ドル120円の時にドルを買って外貨預金して、110円の時に払い出して円に交換すれば、1ドルにつき10円の差損がでてしまんだ。逆に130円になれば10円の差益がでる。外貨預金の極意は円高のときにドルを買って、円安になったら円に交換することなんだな。

Q:手数料などはかかりますか。

A:ドルから円に交換するとき、円からドルに交換するときに手数料が1円づつかかる。ということは、少なくてもその手数料分は円が安くならないとプラスにはならないんだな。

Q:これからも外貨預金は増えますか。

A:絶対に増えるよ。日本の銀行や農協は、まだまだ不良債権処理はすんでいない。低金利はまだまだ続くんだ。そんなときに一年ものの定期預金で4%もの金利は魅力的だからね。それに来年4月からは金融ビッグバンが始まる。預貯金のうち、いくらかでもお勉強のつもりで100万円ほど外貨預金をしておいたらどうかな。金利だけでも年間で4万円ほどある。それに経済の勉強にもなるしな。

Q:それはどういう意味ですか。

A:外貨預金をやれば日本経済新聞をくまなく読むよ。国際情勢のことも考えるようになる。農閑期になったからといってパチンコ通いをやっているようでは、農業ビッグバンは乗り切れないよ。手元にあるカネで外貨預金してビッグバンに備える。それぐらいの研究熱心さがなければビッグバンに乗り遅れるよ。

Q:ありがとうございました。

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