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【『農業経営者』定例セミナー】
オーストラリア・ビクトリア州でMade by Japaneseを考える〜世界の食料庫における農業経営の可能性〜
- オーストラリア・ビクトリア州政府 第一次産業省農務局アドバイザー 鈴川洋司
- 第42回 2009年11月02日
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【『農業経営者』編集部からのセミナー解説】
11月2日開催の第42回定例セミナーではオーストラリア・ビクトリア州政府第一次産業省農務局アドバイザーの鈴川洋司氏と同ディレクターの樽本英一郎氏に講演をお願いした。当日はビクトリア州のマーケットの概要、鈴川氏自身の同州でのビジネスの展開をお話いただいた。
同州の農業人口はまだ、先祖代々農業をやってきた白人がメインではあるが、ベトナムや旧ロシア出身者も増えている。彼らは言葉の障壁を乗り越えて現地で農業経営を行い、生産したものを国内販売、さらには輸出まで手がけているという。 「日本人が日本の農産物を海外で売るのは、いろいろな障壁があるかと思います。しかし、オーストラリアでは外国人が農産物を作り、国内で売り、なおかつ第3国にも売っています。」
鈴川氏は日本の農業者にとっての、オーストラリア市場における優位性について解説した。オーストラリアで流通している農産物は味が安定していない。そこで、ただ単に選別して味を一定にするだけでも、そこに新たなマーケットが生まれてくる。農作物をどのような品質でつくり、どういったパッケージで売るのかというセンスや、食味を安定化させる日本的な商品作りができれば、ビジネスとして可能性があるという。
「昔、日本で英語を使うとカッコイイとされたように、日本語は品質保証の代名詞のように使われています。高級レストランに行ったら、必ず和牛ビーフが出てきますよ」
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鈴川洋司 スズカワヒロシ
オーストラリア・ビクトリア州政府
第一次産業省農務局アドバイザー
愛知県出身。メルボルン在住。スイスの大学を卒業後、農業・食品企業の経営に参画を経て、Sakata Australia社の経営者として豪州食品業界に貢献。掲職のかたわら、欧州や東南アジアで食品・農業ビジネスを展開。メルボルン郊外にワイナリーを所有。仏人の奥様と2女1男。自宅では仏語で会話をする。
『農業経営者』読者の会 定例セミナー
月刊『農業経営者』読者の方に向けて、農業経営者や関連業界人を講師に招き、農場の成長、発展に役立つ定期セミナーを毎月(年間20回以上予定)開催しています。セミナーへは一般参加も可能です(5,000円/1回)。懇親会では、情報交換や人脈構築の機会を提供します。目的意識の高いほかの参加者との出会い・交流の場としてもご好評いただいています。
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